夏に咲く、芙蓉に似た花とは?

夏の庭で見かける大きな花。白や淡いピンク色の優雅な姿に、思わず目を引かれることもあります。そんな花の中で、特に「芙蓉(フヨウ)」に似ているとされるのがムクゲです。

フヨウとムクゲは、どちらもアオイ科フヨウ属に属する落葉低木で、夏から秋にかけて鮮やかな花を咲かせます。一見するととてもよく似ていますが、いくつか違いがあります。フヨウの花はやや横向きに開き、花びらの先が少し波打っているのが特徴。一方、ムクゲはまっすぐ上を向いて咲き、花の形がより整っている印象です。

また、どちらの花も「一日花」として知られ、朝咲いて夕方にはしおれてしまう儚さが魅力です。庭先や公園で見かけるムクゲは、実は昔から日本に親しまれてきた園芸種で、江戸時代にはすでに栽培されていたほど。暑さに強く、夏の日差しを元気に受け止めるその姿は、まさに夏の象徴ともいえるでしょう。

今夏、散歩の途中で大きな花を見つけたら、ぜひ近くで観察してみてください。フヨウか、ムクゲか。その見分けも、ちょっとした夏の楽しみになりますよ。

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