フランス人の暮らしに欠かせない主食「パン」
フランスの食卓に欠かせないものといえば、何と言ってもパンです。特に有名なのは、細長くてカリッと香ばしいバゲット。フランス人の多くが「一日三食、これなしでは始まらない」と言うほど、毎日の暮らしに深く根付いています。
朝は焼きたてのバゲットをバターでいただくこともあれば、昼にはハムやチーズを挟んだサンドイッチに。夜はレストランの食事に添えられ、最後まで皿をきれいに拭い取る「モワット(mouillettes)」としても活躍します。フランス語で「浸す」という意味のこの習慣は、パンの貴重さを表しているのかもしれません。
実は、フランスに引っ越したばかりの人は、「まず最初に、美味しいバゲットが買えるパン屋さんを探す」というほど。町のあちこちにboulangerie(ブーランジェリー=パン屋)が点在し、その多くが毎日手作りでパンを焼いています。昔ながらのレシピで作られるバゲットは、外はパリッと、中はもっちり。その風味と食感は、フランス人にとって何ものにも代えがたい日常の一部です。
ワインやチーズとともに語られることが多いフランス料理ですが、実はその中心にあるのは、シンプルな白パン。国民の誇りでもあるバゲットは、食文化の象徴とも言えるでしょう。
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