ブラジル人の平均月収は過去最低に

ブラジルの地理統計院(IBGE)が発表したところによると、2021年の国民一人あたりの平均月収は2265レアルでした。これは前年の2386レアルから5.1%減少し、同統計の開始以来、最も低い水準となりました。専門家は、物価の上昇や経済の停滞が背景にあると指摘しています。

この数字は、都市部と農村部、教育レベルや人種間の格差を踏まえた全体の平均です。実際には、サンパウロやリオデジャネイロなど大都市圏では収入が高い傾向がありますが、北部や北東部の地域では依然として低所得層が多く、格差は深刻です。また、非正規雇用の割合が高いことも、平均収入の押し下げ要因となっています。

さらに、レアルの為替変動やインフレの影響で、同じ金額でも生活水準は年々厳しくなっています。たとえば、2021年当時、2265レアルは日本円で約4万5000円ほどでしたが、物価上昇により現在では同じ額でもより節約が必要になっています。

政府は最低賃金の引き上げを進めてきましたが、生活費の上昇に追い付いていないのが現状です。多くのブラジル人にとって、毎月のやりくりは簡単ではありません。今後、経済の回復とともに、賃金の改善が求められています。

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