フェロモンってどんな匂い? 実は無臭なんです
「あの人の匂いがなぜか落ち着く」「思わず深呼吸したくなる」——こんなふうに感じたこと、誰にでもあるかもしれません。でも、その正体は実はフェロモンかもしれません。
実は、フェロモンには匂いがありません。フェロモンは無臭です。鼻で感じる通常の香りとは違い、私たちは意識しないところで、においを感じ取っているのです。たとえば、同じ香水を使っていても「この人だと心地いい」と感じるのは、その人の持つ自然な体臭や、遺伝的に決まる“香りの相性”が関係していると言われています。
研究によると、私たちの体は遺伝子(特にHLAと呼ばれる部分)によって、独特のにおいのベースを持っています。そして無意識のうちに、自分と遺伝的にバランスの取れた相手のにおいに惹かれる傾向があるのだとか。つまり、「なんだか好き」と思うその感覚は、本能の働きかもしれません。
だからこそ、恋人や家族の匂いがなぜか安心するのも、決して気のせいじゃない。科学的にも裏付けられた、人間らしい感覚なのです。香水やボディソープの香りはあくまで外側。本当の“心地よさ”は、無臭のフェロモンと、見えない遺伝子の会話から生まれているのかもしれません。
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