フランスのシェルブールってどんな町?
「シェルブール」と聞くと、映画『シェルブールの雨傘』を思い出す人も多いのではないでしょうか。この名前、実はフランス北部のノルマンディー地方にある港町・ケルボー(Cherbourg)のことです。日本語では「シェルブール」とよく言われますが、現地の発音に近いのは「ケルボー」です。
この町は海に面しており、天気が変わりやすく、雨の日も多いことから、山陰地方とよく比較されます。静かでどこか懐かしい風景が広がるその雰囲気は、確かに日本海側の地域と似た情緒があります。
地名の由来にも興味深い点があります。「cher」はフランス語で「大切な」「愛しい」という意味があり、「bourg」は「小さな町」や「集落」を表します。つまり、「cherbourg(シェルブール)」は「大切な小さな町」という、なんとも温かい意味を持つのです。
1964年に公開されたジャック・ドミ監督の名作『シェルブールの雨傘』では、この地の美しい雨模様と切ない恋の物語が、色鮮やかな映像と音楽とともに描かれました。映画の影響もあり、今でも多くの人がこの町に憧れを抱いています。
実際のケルボーは、海峡を挟んでイギリスと向き合う歴史ある港町。軍港としても知られ、第二次世界大戦中には連合軍の手に落ちた重要な場所でもあります。自然と歴史、そしてひとつの映画が織りなすこの町の魅力は、今も色あせることなく続いています。
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