洋上救急の実情と費用について
遠く離れた海上で船員が急病に見舞われたとき、すぐに陸上の医療機関へ運ぶことは難しい。こうした場合に頼られるのが「洋上救急」だ。現在、全国の145の医療機関がこの制度に協力しており、医師や看護師が救急船やヘリコプターで現場へ駆けつける。
1回の出動には約22万円の費用がかかるとされ、これは医師の往診費や交通費、装備の維持費などを含んでいる。特に遠方の海域ではヘリや船舶の稼働時間が長くなるため、コストはさらに増える場合もある。
また、外国籍の船舶が洋上救急の支援を受ける場合には、別途10万円の協力金が求められることがある。これは、日本側の負担を補うための措置だが、海上保安関係者は「はるか沖では、陸上のようにすぐに治療が受けられない。一刻の猶予も許されない状況がある」と話す。
2023年初頭の報道によれば、こうした支援体制の重要性は年々高まっている。船員の安全を守るため、今後も医療機関や海上保安庁の連携が不可欠だ。洋上での命を守る仕組みとして、洋上救急の存在はますます注目されている。
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