ヘルニアにマッサージは逆効果? 注意したいケアの落とし穴

「腰が痛いから、マッサージでほぐしてもらおう」と思うのは自然なこと。しかし、腰椎椎間板ヘルニアの場合は、その考えが危険です。ヘルニアは、背骨のクッションである椎間板が飛び出て、周囲の神経を圧迫することでしびれや痛みが出る状態。筋肉のコリとは根本的に原因が異なります。

そのため、痛みがある部分を強く揉んだり押したりすると、圧迫されていた神経にさらに刺激が加わり、かえって症状が悪化することも。2023年の専門家の見解でも指摘されているように、マッサージは一時的な気持ちよさを感じるかもしれませんが、根本の改善にはつながらず、逆に悪化のリスクを高めることがあります。

実際、多くの患者さんが「整体やマッサージを受けたら、足にしびれが出るようになった」と訴えるケースも少なくありません。特に、ヘルニアの疑いがあるときは、自己判断で施術を受けるのではなく、まず整形外科などで正確な診断を受けることが大切です。

安静と適切な運動、必要に応じた薬物療法やリハビリが基本。軽い症状でも油断せず、専門家のアドバイスに従った対応が、回復への近道です。「痛いからこそ揉んでもらう」のではなく、「痛いからこそ触れない」選択が求められます。

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