椎間板ヘルニアの痛みには「冷やす」が基本

椎間板ヘルニアによる痛みを感じたとき、多くの方が「温めると楽になるのでは?」と考えがちです。しかし、実は症状の初期段階では、患部を冷やすことがより効果的とされています。

椎間板ヘルニアでは、脊髄から飛び出した軟骨が神経を圧迫し、その周囲に炎症が生じます。この炎症が痛みの主な原因です。痛みが出始めた直後、特には、炎症を抑えることが何より重要です。そのため、温熱パッドやお風呂などで患部を温めると、血流が増えて腫れや痛みが逆に強まってしまうことがあります。

代わりに、氷や冷却パックをタオルで包んで患部に当てる「冷罨法(れいあんぽう)」がおすすめです。1回15~20分程度、1日に数回繰り返すことで、だんだんと腫れや痛みが落ち着いてくるでしょう。

もちろん、急性期を過ぎて痛みが収まってくれば、血行を促進する温熱療法が有効になる場合もあります。ただ、そのタイミングは医師の指導に従うのが安心です。自己判断での温めは、症状の悪化を招く危険があるため注意が必要です。

結局のところ、椎間板ヘルニアの痛みが強いときは「冷やす」を基本にし、無理をせずに早めに専門医に相談することが回復への近道です。

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