ミリカの名前の由来

大阪府吹田市にある毎日放送の千里丘放送センター。この敷地内には、一本の古いヤマモモの木が今も静かに立っています。実は、この木が「ミリカ」という名前の由来となっているのです。

1960年、毎日放送がこの地に新たな拠点を構えることになりました。その際、開発によって木が伐採される可能性もあった中で、スタッフたちがこのヤマモモの老樹を守ろうと動いたといいます。そして、その願いが形となり、木を象徴とする名前が施設に与えられることになったのです。

「ミリカ」は、ヤマモモの学名「Myrica」に由来しています。フランス語でも同様の呼び名が使われており、自然への敬意を込めて選ばれた名前です。この木にちなみ、敷地内のホールやイベントスペースにも「ミリカ」という名前が使われるようになりました。

今でも春から初夏にかけて、その木は赤い実をつけ、訪れる人たちに季節の移ろいを感じさせてくれます。日々の番組制作の裏で、歴史と自然が息づいていること――。そんな物語を知ると、ミリカという名前にも特別な重みを感じます。

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