プロテスタントとカトリック、どちらが先?

キリスト教にはさまざまな教派がありますが、その中でも特に知られているのがカトリック教会とプロテスタント教会です。実は、カトリック教会のほうが歴史的に古いのです。キリスト教がローマ帝国で国教として広まった後、ヨーロッパを中心に発展し、やがてローマ教皇を中心としたカトリック教会が形成されました。

一方、プロテスタント教会は16世紀に始まりました。ドイツの神学者マルティン・ルターが、当時のカトリック教会の教えや慣習に疑問を呈し、教会の改革を訴えたことがきっかけです。この動きは「宗教改革」と呼ばれ、ルターに共感する人々がカトリックから離れ、新しい形の教会を建てました。こうして生まれたのがプロテスタント教会です。

日本ではかつて、カトリックを「旧教」、プロテスタントを「新教」と呼ぶことがありました。この呼び名は、カトリックが古くから存在していたこと、プロテスタントが後に分かれたことを表しています。しかし、今の日本ではこの区別はあまり使われず、どちらもキリスト教の一形態として理解されています。

ちなみに、ルーテル教会はまさにこの宗教改革から生まれたプロテスタントの代表的な教会の一つです。つまり、カトリックが先にあり、その後にプロテスタントが生まれた——歴史の流れを知ると、キリスト教の多様さがよりよくわかります。

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