不整脈が命を脅かす理由

不整脈と聞くと、軽い動悸やどきどきの印象を持つ人も多いかもしれませんが、中には命の危険を伴う「致死性不整脈」があります。特に「心室細動」と呼ばれる状態では、心臓が激しく不規則に痙攣し、本来のポンプ機能を失ってしまいます。

心臓が血液を送れなくなるとどうなる?

心臓は全身に酸素や栄養を届けるための血液を送り出す重要な役割を持っています。この働きが止まれば、脳や他の臓器に必要な血液が行きわたらなくなります。特に脳への血流が途絶えると、数秒で意識を失い、そのまま回復しなければ死に至ります。心室細動の場合、自分で意識を失ったことに気づかず、周囲の人が気づいても、すぐに除細動器(AED)での処置が必要です。

実際、突然死の多くはこのタイプの不整脈が原因とされています。高血圧、心筋梗塞の既往、あるいは遺伝的要因など、さまざまな背景がありますが、自覚症状が乏しいこともあり、気づかないうちに危険が迫っていることもあります。

定期的な健康診断や、胸が苦しい、めまいがするといった異常を感じたら放置せず、早めに医師に相談することが大切です。命を守るためには、知識と日頃の注意が何よりの対策です。

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