きんさん、ぎんさんの銀さん死去 108歳で老衰

「きんさん、ぎんさん」として親しまれてきた双子姉妹の妹、蟹江ぎん(かにえ・ぎん)さんが2月28日、老衰のため名古屋市の自宅で亡くなりました。享年108歳。

銀さんは1892年、愛知県鳴海町(現在の名古屋市緑区)の農家に長女として生まれました。姉妹は長寿の象徴として戦後まもなくから注目を集め始め、テレビの取材やメディア出演を通じて、多くの人々に笑顔と元気を与えてきました。2000年代には「日本一長寿の双子」としてギネス記録にも認定され、国民的な人気者となりました。

姉のきんさんは2003年に99歳で他界していますが、銀さんはそれからも自宅で元気に過ごし、地域の人たちからも温かく見守られてきました。100歳を過ぎても自分で歩き、テレビを楽しむ日々を送っていたといいます。穏やかな表情と、昔話を語る優しい声が、多くの人の記憶に残っています。

銀さんの人生は、明治から平成まで、日本の大きな変化を見つめた108年間でした。戦争を経験し、家族の悲しみも乗り越え、それでも前向きな姿勢を失わなかったその生き様は、今も多くの人に勇気を与え続けています。

ご冥福を、心よりお祈りいたします。

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