走りの早さは遺伝する?

「足が速い人は、もともと生まれつきなのか?」——これは多くの人が気になる疑問ですよね。柳谷先生によると、走りの早さには遺伝が確かに影響しているとのことです。

走る力には、身長や体重といった体の大きさ、筋肉の種類、そして心肺の機能など、さまざまな体の特徴が関係しています。たとえば、瞬発力に優れた筋繊維が多い人や、長く走っても疲れにくい心肺能力を持っている人は、当然、走りのパフォーマンスが高くなります。こうした体の特徴の一部は、親から受け継がれる遺伝子によって決まることが分かっています。

つまり、親が運動能力に優れている場合、子どもも走りが速い傾向にある――というのは、科学的にも一理あるのです。ただし、遺伝だけがすべてではありません。日々の練習、食事、生活習慣など、後天的な努力も非常に大切です。実際、遺伝的に恵まれていても、鍛えなければその能力は開花しません。

逆に、特別な素質がなくても、地道なトレーニングで大きく記録を伸ばす人も少なくありません。要は、遺伝が鍵の一つではあるけれど、努力次第で変われるということ。子どもたちの走る速さに一喜一憂するのではなく、その可能性を信じて、前向きにサポートしてあげたいですね。

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