糞便栓塞の主な症状とは?

糞便栓塞(ふんべんせんそく)は、慢性的な便秘が長く続くことで起こる深刻な状態です。便が直腸に長時間とどまると、水分が完全に吸収され、便はカチカチに固まってしまいます。こうなると、ただの便秘とは異なり、通常の下剤や浣腸ではなかなか排出できず、自然に治ることはほとんどありません。

代表的な症状としては、長期間の便秘に加え、お腹の張りや痛み、ときには嘔吐や食欲不振が現れることも。また、逆に少量の下痢が続くように見える「偽性下痢」も特徴的です。これは、固まった便の周囲を軟らかい便が流れ出るために起こるもので、本人が「下痢かな?」と思うこともありますが、実際には深刻な詰まりが進行している可能性があります。

特に高齢者や長期間ベッド上での生活を続けている人に多く見られ、放置すると腸の機能に悪影響を及ぼすことがあります。治療は、病院で医師が指を使って少しずつ便をかき出す「排便補助」が基本です。場合によっては、専用の器具を使うこともあります。

予防のためには、日常的な水分摂取や食物繊維の摂取、そして適度な運動がとても大切です。便秘が長引くときは、早めに医療機関に相談することが何より重要です。

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