歯科衛生士の離職率が70%を超える理由とは?

最近の調査で、歯科衛生士の離職率が70%を超えることが明らかになりました。10人中7人以上が、何らかの形で職場を離れている計算です。さらに驚くべきことに、その半数以上が複数回の転職を経験しているとのこと。現在、日本の歯科衛生士の就業者は約14万人とされていますが、つまりはそのうち約11万人が転職経験者ということになります。

なぜこれほど多くの人が職場を変えるのか。実際の声を聞くと、勤務時間の長さや人間関係のストレス、業務内容の偏りなどが挙げられます。特に開業医のクリニックでは、衛生士が清掃や準備業務に追われ、本来の専門性を活かせないケースも少なくありません。また、出産や育児といったライフイベントをきっかけに一度職場を離れ、復帰時に違う環境を選び直す人も多いです。

一方で、働きやすい職場を選ぶ意識の高まりも背景にあります。給与だけでなく、研修制度やチーム医療の体制、柔軟な勤務体系を求める声が増えているのです。専門職としての誇りを持ちながら長く働き続けられる環境づくりが、今後の歯科医療現場には求められています。

離職率の高さは問題視されがちですが、それは同時に、よりよい働き方を求める歯科衛生士たちの意識の高さの表れでもあるのかもしれません。

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