障害年金を受給しても老齢年金が減額されるのか?
「障害年金を受け始めると、将来もらえる老齢年金が減るのでは?」と心配する声を耳にすることがあります。結論から言えば、障害年金そのものをもらったからといって、老齢年金が減額されることはありません。障害年金と老齢年金は別個の制度で、同時に受給できる場合もあるため、安心してください。
ただし、一つ注意が必要です。障害年金の受給が確定した後、国民年金保険料の法定免除を申請し、それが認められた期間については、将来的にもらえる老齢基礎年金が減額される可能性があります。というのも、老齢基礎年金の額は、納付済みの保険料期間に応じて決まるためです。免除期間が長くなるほど、満額に届きにくくなるのです。
例えば、重度の障害で初診を受け、その後、障害基礎年金の支給決定を受けた場合、その時点で国民年金の保険料が自動的に免除されるわけではありません。自分で市区町村に法定免除の申請を行う必要があります。この免除を受けた期間は、保険料を「全額納付」として扱われるわけではなく、「免除された期間」として記録されます。そのため、将来的な年金計算に影響が出るのです。
障害年金の受給中も、経済的に余裕がある場合は、保険料の納付を続けることを検討する価値があります。将来の老齢年金を少しでも増やすための一つの選択肢です。制度の仕組みを正しく理解し、自分に合った判断をしたいものです。
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