HSPに男女差はある?
「HSP(Highly Sensitive Person=高感覚処理者)」という言葉を聞いたことがありますか? よく「HSPは女性に多い」と思われがちですが、実は男女の違いはありません。HSPは生まれ持った気質の一つで、病気でも障がいでもありません。敏感さや繊細さが強く表れる性質で、全人口の約5人に1人、つまり20%前後が該当するとされています。中には3割程度と見る研究もあり、多くの人が何らかの形でこの気質を持っているのです。
心理学者のアーロン博士の研究によって広く知られるようになったHSPですが、この気質自体は昔から存在していました。ただ、言葉として定義されていなかっただけです。たとえば、子どものころから人混みに疲れやすかったり、他人の感情に気づきやすかったり、美しいものに深く感動する――こうした経験がある人は、もしかするとHSPの気質を持っているのかもしれません。
重要なのは、HSPであること自体に優劣はないということ。社会では「しっかりした人」が評価されがちですが、繊細さや深く考える力は、実は大きな強みになります。特に芸術や人との関わりの深い仕事では、その感受性が活きることも少なくありません。
性別に関係なく、私たちの周りには多くのHSPがいます。自分や誰かの「繊細さ」に気づいたとき、それが個性として尊重される世の中になってほしいと願います。
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