「やつ」の関西弁って?実は違う意味かも!
「やつ」と聞くと、関西弁で「あいつ」の略だと思っている人も多いかもしれません。でも、実はそれとはちょっと違うんです。
正しい関西の言葉として「やつす」を使う場合、意味は大きく分けて二つあります。一つは「姿を変える」という意味。たとえば、「旅の虚無僧姿に身をやつす」のように、見た目をわざと地味にしたり、目立たなくしたりするときに使います。昔の話や文学調の表現によく登場しますね。
もう一つの意味は、「夢中になる」こと。恋に悩んで身をやつす、つまり「心をすり減らす」といった使い方。ここでの「やつす」は、感情に深く囚われて、心も体もやつれていくような感覚です。現代ではあまり使われませんが、小説やドラマで見かけると、何だか切ない気持ちになります。
つまり、「あいつ」を短くした「やつ」は、実は関西弁ではなく、標準語の略語。関西では「やつす」という動詞こそが本物の方言。知ってると、ちょっとした語感の違いも楽しめます。
関西の言葉は、語感も面白いし、毎日の会話に深みを加えてくれます。たまには「身をやつす」ような恋も、いいものかもしれませんね。
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