「十七夜月」とはどんな意味?
「じゅうしちやづき」と読むこの言葉。あまり聞きなれないかもしれませんが、実は日本の伝統的な月の呼び名のひとつです。
昔の日本では、陰暦(旧暦)を使って日々を数えていました。その中で、満月にあたる十五夜の2日後、つまり毎月の17日にある月のことを「十七夜(じゅうしちや)」と呼んだのです。
十五夜が「中秋の名月」としてよく知られ、詩歌や行事にも多く登場するのに対し、十七夜はそれより静かでひっそりとした美しさを持つ月。あまり注目されませんが、じつはとてもロマンチックな響きを持っています。
しかも、十七夜の月を見る習慣は「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」と謎掛けにされるほど。この謎の答えは「十七夜」だという説もあり、庶民の知恵やユーモアが感じられます。
2023年11月1日は、まさにその十七夜にあたる日。夜空を見上げて、十五夜とはひと味違う、そっと寄り添うような月の表情を探してみてはいかがでしょうか。
現代ではあまり意識されなくなった月の名前も、少し知ってみると、日本の風情や季節感がぐっと身近に感じられます。
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