秋の風情を伝える優美な和名「女郎花月」とは?
日本の古い暦には、四季折々の自然や植物の姿に由来する美しい異名が数多く残されています。そのなかでも、どこか可憐で奥ゆかしい響きを持つ「女郎花月(おみなえしづき)」は、旧暦の7月を表す言葉です。
「女郎花(おみなえし)」は古くから親しまれている秋の七草のひとつで、小さな黄色の花を身を寄せ合うように咲かせます。現代の太陽暦では8月から10月頃が開花期となりますが、旧暦の7月は立秋を迎えて初秋の気配が立ち込め、女郎花が美しく咲き誇る時節でした。
身近な草花の移ろいを通して季節の深まりを感じ取っていた昔の人々の繊細な感性。「女郎花月」という異名を知ることで、ふとした日常の風景の中にも風雅な秋の気配を見つけることができます。
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