冬将軍という言葉の意外な由来
天気予報でよく耳にする「冬将軍」という表現ですが、実は歴史的な出来事がきっかけで生まれました。その由来は19世紀のヨーロッパにまで遡ります。
当時、破竹の勢いでヨーロッパを席巻していた皇帝ナポレオン率いるフランス軍は、ロシアへの遠征を行いました。しかし、ロシアの極寒の気候と猛烈な吹雪に行く手を阻まれ、大敗を喫して撤退を余儀なくされたのです。
この様子を見たイギリスの風刺画や新聞が、寒さを擬人化して「General Frost(霜将軍)」と表現しました。これが日本に伝わった際、厳しく吹き付ける寒気を例える言葉として「冬将軍」と翻訳され、定着していきました。
現代では、厳しい寒さをもたらす寒気を指す言葉として親しまれていますが、かつて歴史を動かしたほどの猛烈な寒さが背景にあると知ると、冬の防寒対策にも身が入りますね。
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