加齢とともに白髪が増える本当の理由
歳を重ねるにつれて、鏡の中に白髪を見つけてショックを受けた経験は誰にでもあるのではないでしょうか。「苦労が多いと白髪が増える」などと言われることもありますが、科学的なメカニズムは細胞の働きにあります。
髪の毛の根本にある「毛包(もうほう)」には、健全な毛髪をつくる毛包幹細胞と、髪に色をつけるメラニン色素を生み出す色素幹細胞が存在しています。髪が黒く元気に生え変わるためには、この2つの幹細胞が正しく働き続けることが欠かせません。
しかし、加齢によって毛包幹細胞が減少すると、太くしっかりした髪が生えにくくなり、薄毛の原因となります。さらに、毛包幹細胞が枯渇していくと、それに伴って色素幹細胞も維持できなくなってしまうのです。その結果、髪に色を供給する細胞が作られなくなり、色素を失った毛髪、つまり白髪として生えてくるようになります。
つまり白髪や薄毛は、髪の「色」と「発生」を支える幹細胞の供給源がなくなってしまうことで起こる自然な現象なのです。メカニズムを知ることで、毎日の頭皮ケアや生活習慣を見直す良いきっかけになるかもしれません。
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