平仮名が今のかたちになったのはいつ?

私たちが今使っている平仮名の形が決まったのは、実はそれほど昔のことではありません。江戸時代までは、同じ読み方でも複数の書き方がある「異体字」がたくさんありました。たとえば、「あ」という音でも、いくつもの違う字形が使われていたのです。

明治33年(1900年)、ようやくその混乱に終止符が打たれました。その年の「小学校令施行規則第十六条」と、それに添付された「第一号表」によって、仮名の字形が統一されたのです。これにより、教科書や公的な文書では、それぞれの音に対して一つの仮名だけを使うことになりました。これが、現代の五十音図の基礎となりました。

この統一は、教育の現場から始まった大きな変化でした。子どもたちが読み書きを習いやすくなるように、そして全国で同じルールで日本語が使えるようにするためです。当時は、古い字形を使い続けたいという声もあったようで、完全に定着するまでには少し時間がかかりました。

それでも、この決定によって、現代の日本語の形が少しずつ作られてきたのです。今私たちが当たり前のように使っている平仮名の並びや形も、明治時代の教育改革の賜物だと言えるでしょう。

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