ギリシャ文字を使っている国はどこ?

現在、ギリシャ文字を使っている国はほとんどありません。実際、現代でギリシャ文字を公式に使っているのはギリシャ共和国とキプロス共和国の2か国だけです。どちらも、ギリシャ語を公用語としており、日常生活のあらゆる場面でこの文字が使われています。

ギリシャ文字は紀元前8世紀ごろに生まれ、西洋の文字のルーツとも言われています。アルファベットの「A」にあたるアルファ(Α)や、「B」のベータ(Β)など、数学や物理の授業で見たことがある人も多いはず。ただし、これらの記号は学術分野で借用されているもので、使っているのはギリシャ語話者だけではありません。

ギリシャ国内では、道路標識や新聞、学校の教科書など、すべてがギリシャ文字で書かれています。一方、キプロスではギリシャ語話者が住む地域で主に使われており、島の北部ではトルコ語が使われているため、文字も異なるのが特徴です。

かつてはロシアやブルガリアなどもギリシャ文字に似た文字(キリル文字)を使っていたことから、混同されることもありますが、厳密には別物。ギリシャ文字は今もなお、歴史と伝統を色濃く残す生きている文字として、限られた地域で大切に守られています。

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