バリ島の最低賃金、2024年は据え置きの可能性

2023年、バリ州の最低賃金は月額195万6,727ルピア(約1万6,000円)に設定され、前年比8.25%の引き上げとなりました。この額は生活費の変動や物価上昇を踏まえて決定されたもので、現地で働く人々にとっては少しの安心材料となりました。

しかし、2024年については経済界から来年の最低賃金を現状のまま据え置くよう要請が出ています。特に観光業に依存するバリ島では、インフレの影響や海外観光客の動きに敏感で、経営を続ける中小企業やホテルにとって人件費の負担は深刻な課題です。経済団体は「賃金の引き上げは企業の経営を圧迫し、結果として雇用の減少につながる恐れがある」として、現行水準の維持を政府に求めています。

実際の生活を考えると、195万ルピアでも厳しい

都市部に住む労働者にとっては、この金額でも家賃や食費、交通費を考えると生活は決して楽ではありません。特に観光地であるデンパサルやクタ周辺では物価が高く、家族を養うには副業やパートナーの収入が不可欠な場合も少なくありません。

今後の賃金決定は、政府、労働者、経済界の三者間の調整にかかっています。観光業の回復とともに、持続可能な賃金水準の議論が今後も続いていくでしょう。

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