「一夜にして白髪になる」は本当?ストレスと髪の意外な関係
物語やドラマなどで「強いショックや恐怖で一晩にして髪が真っ白になった」という話を聞いたことがあるかもしれません。しかし結論から言うと、一晩で黒髪が白髪に変わることは医学的にあり得ません。すでに生えている髪の毛は細胞としての代謝を終えており、途中で黒い色素だけが瞬時に抜けてしまう構造にはなっていないためです。
では、なぜそのような都市伝説が生まれたのでしょうか。実は「強いストレス」と「白髪」には極めて深い関係があります。過度なストレスが続くと、自律神経の乱れによって頭皮の毛細血管が収縮し、血流が悪化します。すると、髪の黒い色をつくり出す「メラノサイト(色素細胞)」の働きが衰え、メラニン色素が作られにくくなるのです。
その結果、次に生えてくる髪が白髪になりやすくなります。また、極度のショックで黒髪が優先的に抜け落ちる脱毛症を起こし、残った白髪が急に目立つことで「一晩で白髪になった」ように見えるケースもあります。髪の健康を守るためには、日頃からストレスを溜め込まず、頭皮の血行を健やかに保つことが大切です。
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