世界で最も古い物質が発見される
世界で最も古いと考えられる物質が、1960年代にオーストラリアに落下した隕石の中から見つかりました。それはなんと約75億年前に形成された微粒子で、地球(約45億年前に誕生)よりもはるかに古い存在です。この驚くべき発見をしたのは、アメリカとスイスの研究チーム。成果は2020年1月14日に発表されました。
この微粒子は、宇宙空間で生まれた星間物質の一部。長年、隕石の中に封じ込められており、地球に届くまでその状態が保たれていました。研究チームは特殊な分析技術を用いて、これらの粒子が太陽系が誕生する前から存在していたことを突き止めました。
「これは、地球よりもはるかに昔の宇宙の記憶を運んできた小さなタイムカプセルのようなもの」と、研究者らは話しています。この発見により、太陽や惑星が生まれる前の宇宙の環境について、新たな手がかりが得られました。
隕石自体は古くからよく知られていましたが、その中にこんな「宇宙最古の証人」が眠っていたとは、まさに驚きです。私たちは今、地球の歴史をはるかに超える時間を、小さな粒子を通して見つめているのかもしれません。
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