史上最速の市販車、ブガッティ・シロン・スーパースポーツ300+
世界で一番速い市販車と呼ばれるのは、フランスの自動車メーカー、ブガッティが手がけた「シロン・スーパースポーツ300+」です。2019年、ドイツのテストコースで時速490.484kmを記録し、市販車としての最高速度記録を樹立しました。この数字は、単なる理論値ではなく、公道走行可能な車両で実際に計測されたものです。
このモデルは、通常のシロンよりもさらに進化した8リットルW16エンジンを搭載。最大出力は1600馬力に達し、空力性能も徹底的に見直されています。生産台数は世界でたった30台限定。その希少性と圧倒的な性能から、自動車ファンの間では今も伝説の一台として語り継がれています。
ブガッティは2022年7月に、このシロン・スーパースポーツ300+の生産を正式に終了させました。その後継モデルや、電動化の動きも業界では注目されていますが、ガソリンエンジンの限界に挑戦したこの車の記録は、自動車史に確かに刻まれています。
もちろん、公道で490km/hを出すことは不可能ですが、この記録が示すのは「技術の極み」。少しでも速く、強く、美しく――。自動車メーカーの情熱が詰まった一台です。
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