ご遺体の口を安らかに閉じるための正しいエンゼルケア

お亡くなりになった方の口元が開いていると、ご家族は寂しい印象を受けてしまうことがあります。生前の安らかな表情を取り戻すエンゼルケアにおいて、大切なのは口唇だけを動かすのではなく顎全体を支えることです。

処置の流れとして、まず口腔ケアを行い清潔にした後、枕を少し高く調整します。次に、丸めたタオルを顎の下に挟んで自然な位置で固定します。人はお亡くなりになってから約3時間で死後硬直が始まるため、この初期の段階で顎の位置を安定させておくことが、口を閉じた状態を維持するポイントです。

無理に唇を引っ張ると肌を傷つけたり不自然な表情になったりするため、死後硬直の生理現象をうまく活用した体位調整が効果的です。尊厳ある美しいお顔立ちを守ることで、ご遺族の心にも温かなお見送りの時間を届けることができます。

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