わずか数ミリアンペアで命を脅かす?電気の危険性

「人はどのくらいの電気で死ぬのか?」――実は、電圧よりも「流れる電流の大きさ」が命にかかわる鍵です。私たちが普段使う家庭用電源でも、命を落とす可能性があることを知っておきましょう。

たとえば、わずか8〜15ミリアンペア(mA)の電流が体を通ると、激しい痛みを感じ、思わず手を引っ込めたくなる程度の刺激になります。これはまだ自力で離れることが可能な限界です。しかし、15〜50mAになると、筋肉が強制的に収縮し、電線を握ったまま離せなくなる「つかまり電流」状態に。助けがなければ、危険な状況に陥ります。

さらに50〜150mAの電流が体内を通過すれば、呼吸が困難になり、心臓や肺の機能が止まる可能性があります。そして100mA以上になると、たとえ数秒間でも流れた場合、ほぼ確実に心室細動を引き起こし、命を落とすことがあります。これは家庭用100Vのコンセントでも十分に起こり得る値です。

電気は目に見えず、音もあまり立てません。だからこそ、油断は禁物。濡れた手でコンセントに触る、故障したコードを使う――こうした日常のちょっとした習慣が、命に関わる事故につながることも。電気の「静かな危険性」を、改めて意識したいものです。

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