会社が勝手に有給を消化? それは違法です
「今月の◯日は、会社の都合で有給を自動処理しました」——こんな経験をしたことがある人もいるかもしれません。しかし、労働者の同意なく有給休暇を勝手に消化するのは、法律上問題があります。
有給休暇は、労働者が自分の都合に合わせて取得できる権利です。会社が一方的に日程を決めたり、事前に連絡なしに処理したりするのは、労働基準法が保障する権利の侵害にあたります。たとえ繁忙期の調整や人手不足が理由でも、原則は変わりません。
もちろん、会社と労働者が事前に相談し、合意した上で有給の日程を決めるのは問題ありません。例えば、夏季休暇や年末年始にまとめて休んでもらう場合も、あくまで従業員の同意が必要です。勝手に処理されてしまった場合は、労働者は是正を求める権利があります。
また、有給は「自動で消滅する」と思われがちですが、実際には2年間の時効があるものの、会社が適切な取得促進措置を取っていない場合、未消化分の付与や賃金請求が認められるケースもあります。特に長期間休暇が取れていない場合は、労働基準監督署に相談するのも一つの手段です。
有給休暇は、リフレッシュや家族との時間のためにも大切です。自分の権利を正しく理解し、無理に我慢するのではなく、適切に使いましょう。
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