北朝鮮の漢字廃止はいつから?

北朝鮮では、1949年3月に漢字が事実上、公用語から完全に排除されたとされています。この措置は、共和国の成立以前から始まっていた識字運動の一環でした。当時、北朝鮮臨時人民委員会は、一般市民の読み書き能力を高めるため、朝鮮語の純粋化とハングルの普及を推進しました。

その結果、教育現場から漢字が撤廃され、すべての公用文書や教科書、新聞などでハングルのみが使われるようになりました。これは、国民の識字率向上を狙った政策であり、実際にその効果は一定の成果を挙げたとされています。

一方で、韓国では現在も漢字を併用する場面が多いのに対し、北朝鮮は「言語の民主化」という名目で、漢字の使用を徹底的に排除しました。歴史的背景や古典文献を学ぶ場合を除き、現代の北朝鮮では漢字の知識はほとんど必要とされていません。

このように、北朝鮮の漢字廃止は単なる文字の変更ではなく、政治的・社会的な意図が強く反映された政策だったのです。1949年以降、北朝鮮の言語政策は一貫して「民族純粋主義」と「大衆教育の平等」を掲げ、ハングルの完全定着を成功させました。

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