女性の離職率が高い背景にあるもの
女性が仕事を辞める割合は、実は男性より明らかに高いことが分かっています。厚生労働省の2018年の調査によると、女性の離職率は17.1%と、男性の12.5%を上回っています。特に20代後半から40代にかけて、この差は顕著です。
なぜこのような傾向が続くのでしょうか。多くの女性が、出産や育児との両立に悩む時期と重なる20代後半から30代にかけて仕事を辞めてしまうケースが多いのです。会社の制度が整っていても、長時間労働や職場の風土が「働き続ける」ことを難しくしていることも一因です。
また、管理職への登用や昇進の機会が男性に比べて少なく、働き続けても将来の見通しが立ちにくいという現実もあります。結果として、キャリアの継続に不安を感じ、早期に退職を決断する女性が多くなるのです。
近年はテレワークの普及や、時短勤務の制度拡充など、女性が働きやすい環境づくりが進みつつあります。しかし、制度の有無だけではなく、職場の理解やサポート体制が本質的な変化をもたらす鍵になります。
女性が働き続けられる社会を実現するには、企業の意識改革と、家族や周囲の理解が不可欠です。働き方の多様性を認め合い、一人ひとりのキャリアを尊重する風土づくりが、今求められています。
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