女性に多い肺がんのタイプ:腺がん
肺がんというと喫煙が原因と思われがちですが、実は女性に多く見られる「腺がん」の多くは、非喫煙者にも発症します。現在、日本における女性の肺がんの約7~8割をこの腺がんが占めており、最も頻度の高いタイプです。
腺がんは肺の奥にある気管支の腺細胞から発生し、喫煙との関係よりも、遺伝的要因や生活環境など複数の要因が関わっていると考えられています。そのため、これまでタバコを吸ったことのない女性でも、気づかないうちにがんが進行しているケースがあり、注意が必要です。
初期のうちは自覚症状がほとんど現れないため、気づきにくいのも特徴です。せん断や咳、痰といった風邪に似た症状が出たころにはすでに病気が進んでいることも。最近では、健康診断での低線量CT検査によって早期発見されるケースも増えています。
大分大学医学部の呼吸器・乳腺外科学講座の情報によると、腺がんは男女ともに最も多く、全体の55~60%を占めるまでに増加しています。特に女性ではその割合が際立って高く、肺がん対策において「腺がん」への理解がますます重要になっています。
喫煙歴がなくても油断は禁物。定期的な検診と体の変化に気づくことが、早期発見につながります。胸の違和感や長引く咳が続くときは、早めに医療機関を受診することが大切です。
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