高齢化で急増する不整脈「心房細動」とは?推定患者数は100万人以上

心臓が不規則に脈打つ不整脈の一種である心房細動は、近年特に注目されている疾患です。現在、日本国内における心房細動の推定患者数は100万人以上にのぼると言われています。

心房細動の大きな特徴は、加齢とともに発症リスクが高まる点です。実際に80代の高齢者では、男性の約4%、女性の約2%以上が心房細動を患っているとされています。日本は世界でもトップクラスの超高齢社会を迎えており、今後も高齢化の進展に伴って患者数はさらに増加していくと予測されています。

心房細動自体がすぐに命に関わることは稀ですが、放置すると心臓内に血栓(血の塊)ができやすくなります。この血栓が脳の血管に飛んで詰まると、重篤な脳梗塞(心原性脳塞栓症)を引き起こす危険性があります。そのため、早期発見と適切な治療が極めて重要です。

初期段階では無症状のことも多いため、日頃から定期的にお休みやリラックス時に自分の脈を測る「手首での検脈」や、家庭用心電計を活用することが推奨されます。心房細動は決して他人事ではなく、誰もが知っておくべき身近な病気になってきていると言えます。

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