心房細動の持続期間と知っておくべき病状の進行

不整脈の一種である心房細動は、そのタイプによって症状が続く期間が大きく異なります。一般的には、初期段階に見られる「発作性心房細動」と、症状が長期化する「持続性心房細動」の2つに分類されます。

発作性心房細動の場合、乱れた脈拍は1週間に数回、あるいは1カ月に数回といった頻度で発生します。この段階では、特別な治療を行わなくても、数分から数時間、長くても数日以内に自然と正常な脈拍(洞調律)に戻ることが特徴です。そのため、「一時的な疲れやストレスのせいだろう」と見過ごされてしまうことも少なくありません。

しかし、心房細動は放置すると徐々に進行していく病気です。発作の頻度が増え、治療をしなければ何日も何週間も異常な脈拍が続くようになると、持続性心房細動へと移行したサインとなります。さらに進行すると、常に脈が乱れたままの「慢性(永続性)」という状態に至ることもあります。

心房細動の期間が長引くほど、心臓内には血の塊(血栓)が形成されやすくなり、それが脳へ飛ぶと脳梗塞を引き起こす危険性が高まります。また、心臓のポンプ機能が低下し、心不全のリスクも増加します。自然に治まったからと安心せず、動悸や胸の違和感を覚えたら、早期に循環器内科を受診し、適切な検査や治療を受けることが極めて重要です。

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