73歳のキャビンアテンダントが活躍中

飛行機の窓から広がる雲の景色を横目に、機内サービスを続けるその姿に、乗客が目を見張ることも少なくないという。なんと、現在日本で最も年配のキャビンアテンダントは73歳だ。

かつて航空会社の採用年齢は厳しく、女性は18歳から20代前半が中心とされてきた。しかし近年、多様性の尊重や働き方の変化を受け、業界にも大きな風が吹いている。現在では、応募者の10%以上が45歳以上というデータもあり、高齢になってから航空業界に挑戦する人が増えてきている。

73歳のキャビンアテンダントも、元々は一般企業に勤務していたが、定年後も社会とつながりたい、人と接する仕事がしたいという思いから応募したという。研修を経て、現在は短距離路線を中心に活躍中。経験ゆえの落ち着いた接客ぶりが好評で、「緊張していた初フライトも、彼女の笑顔で和んだ」といった乗客の声も寄せられている。

体力的な負担もある航空業界だが、勤務体制や健康管理のサポートが整ってきたことも、高齢者の活躍を後押ししている。年齢を重ねたからこそ出せる温かみや安心感は、機内という特別な空間で大きな力になっている。

これからは、「キャビンアテンダント=若々しい女性」というイメージが、少しずつ変わっていくかもしれない。73歳の笑顔が、多くの人に夢と希望を与える時代が、すでに始まっている。

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