生活保護と年金は両方とも受け取れる?知っておきたい仕組みと注意点

「年金をもらっている高齢者は生活保護を受給できない」と思い込んでいる方は少なくありません。しかし結論から言うと、年金を受給していても生活保護を受けることは可能です。

生活保護の仕組みは、国の定める「最低生活費」と「世帯の総収入」を比較して判断されます。働いて得た給与だけでなく、年金や養育費などもすべて「収入」としてカウントされます。この総収入が最低生活費を下回っている場合、その差額分が生活保護費として支給される仕組みです。そのため、「年金だけでは毎月の暮らしが苦しい」という状況であれば、受給資格を満たす可能性が十分にあります。

ただし、注意点もあります。年金と生活保護の両方を受け取るからといって、「年金+生活保護費」の全額がそのまま手に入るわけではありません。あくまで最低生活費に足りない分が補填される形になります。また、生活保護を申請する際には、資産の有無や親族からの援助の可能性なども総合的に審査されます。

日本の年金制度や社会福祉は複雑に見えますが、経済的な困窮から国民を守るためのセーフティネットはしっかりと用意されています。老後の生活費や病気による収入減少で悩んでいる場合は、一人で抱え込まずに、地域の自治体や福祉事務所(福祉課)の窓口に相談してみることが大切です。

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