社会保険料が毎月同じなのはなぜ?

多くの人がふと思う疑問——「給料は毎月変わるのに、どうして社会保険料は変わらないの?」実は、健康保険厚生年金の保険料は、給料に応じた一定の割合で決まる仕組みになっています。つまり、給料が多ければ保険料も上がり、少なければ下がる……というのが本来の仕組みです。

しかし、毎月給料が変動する中で、保険料もいちいち変えていたら、会社の計算も従業員の理解も大変ですよね。そこで、実際には「年に1回の見直し」というルールが設けられています。勤務先では、毎年春ごろに「標準報酬月額」というものを決定。これは、過去数か月の給料をもとに算出される平均的な報酬額です。

この標準報酬月額に基づいて、その後の12か月間、社会保険料が固定されるのです。たとえば、残業が多かった月もあれば、休暇で給料が少なかった月もある——そんな変動を平準化して、一定額にまとめる工夫がされています。

つまり、社会保険料が毎月同じなのは、手間を省き、生活の予測を立てやすくするため。もちろん、転職や昇給などで報酬が大きく変われば、標準報酬月額も見直され、保険料も変わります。

給料明細を見たときに「あれ?同じ金額だな」と気づくこともあるでしょう。でもそれは、制度がうまく回っている証拠。毎月の家計を考える上でも、こうした仕組みを知っておくと安心ですね。

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