若くして訪れる閉経、「早発閉経」の原因と知っておきたいリスク

通常、女性は50歳前後になると卵巣の働きが徐々に低下し、生理がなくなって「閉経」を迎えます。これは加齢に伴う自然な身体の変化ですが、中には40歳未満という若さで閉経を迎えてしまうケースがあり、これを早発閉経(早発卵巣不全)と呼びます。

早発閉経が起こる主なメカニズムは、卵巣内に蓄えられている卵子が減少するスピードが通常よりも極めて速いことにあります。なぜこのようなことが起きるのでしょうか。実は、多くの場合は明確な原因が特定できない特発性のものですが、いくつかのリスク要因が知られています。

代表的な原因の一つとして、染色体異常などの先天的な要因が挙げられます。また、自分の免疫システムが誤って卵巣組織を攻撃してしまう自己免疫疾患や、過去に受けたがん治療による抗がん剤治療・放射線治療、卵巣の手術などが影響することもあります。さらに、強いストレスや極端なダイエットによるホルモンバランスの乱れ、喫煙習慣なども卵巣機能に悪影響を与えるリスク因子です。

20代や30代であっても、「最近生理が不順である」「数ヶ月間生理が来ない」といった兆候がある場合は、単なる疲れやストレスと片付けず、早めに婦人科を受診することが大切です。早期に発見できれば、ホルモン補充療法などによって骨粗しょう症や動脈硬化といった将来的な健康リスクを予防し、心身のケアを行うことが可能になります。

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