脳卒中は「何歳に多い病気?」年齢別の傾向と知っておくべきポイント

脳卒中は、日本の死因としても上位に名を連ねる重大な疾患です。一般的に「高齢者がなる病気」というイメージが強いですが、実際のところは何歳くらいの層に多く見られるのでしょうか?

本記事では、医療統計のデータをもとに、脳卒中が多発する年齢層や、若い世代における発症のリスクについて詳しく解説します。

1. 圧倒的に多いのは70代・80代の高齢層

各種の医療統計や厚生労働省の動向データによると、脳卒中(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血などの総称)を発症する人は、65歳以上が全体の約9割を占めており、特に70代から80代の高齢層で急激に増加します。

それぞれの病型ごとの平均的な発症年齢を見ると、以下のようになっています。

  • 脳梗塞: 約75歳前後

  • 脳出血: 約70歳前後

  • くも膜下出血: 約65歳前後

このように、血管の老化や長年の生活習慣の積み重ねが動脈硬化を引き起こし、中高年以降から高齢期にかけて発症リスクがピークを迎えるのが大きな特徴です。

2. 「若いから安心」とは言い切れない現実

高齢者に多い病気である一方、20代から60代のいわゆる現役世代であっても、脳卒中が無縁というわけではありません。

統計では、64歳以下で発症するケースも全体の一定割合を占めており、近年では働き世代の生活習慣の乱れや過度のストレス、不規則な食生活などが引き金となり、若い世代で発症する「若年性脳梗塞」なども問題視されています。

ご自身の周りやご家族で、生活習慣や健康診断の結果について気になっていることはありますか?

若年層の注意点と効果的な予防策

若い世代でも油断できない「若年性脳卒中」

脳卒中は高齢者に多い病気ですが、20代や30代、40代といった若い世代での発症(若年性脳卒中)もゼロではありません。若い世代で発症する場合、不規則な生活習慣、過度なストレス、喫煙、暴飲暴食などが主な引き金となります。また、生まれつきの血管の異常や心疾患が隠れているケースもあるため、若いからといって完全に安心することはできません。

年齢を問わず実践したい予防のポイント

脳卒中のリスクを減らすためには、日々の生活習慣を見直すことが極めて重要です。特に以下のポイントを意識しましょう。

  • 塩分と脂質の控えめな食事高血圧や動脈硬化を防ぐため、バランスの良い食生活を心がける。

  • 適度な運動の習慣化:ウォーキングなどの有酸素運動を取り入れ、肥満や血圧上昇を予防する。

  • 禁煙と節度ある飲酒血管へのダメージを最小限に抑えるため、タバコは避ける。

  • 定期的な健康診断血圧や血糖値、コレステロール値を把握し、異変があれば早めに対処する。

早期発見・早期治療の重要性

万が一、ろれつが回らない、片方の手足に力が入らない、急な激しい頭痛といった症状が現れた場合は、年齢に関係なく一刻も早く医療機関を受診することが命を救う鍵となります。日頃から自分の身体の状態に関心を持ち、健康的な毎日を送りましょう。

ご自身の健康管理や、ご家族で特に気をつくべき年齢層について、さらに詳しく知りたいことはありますか?