治らない下痢の背景に潜む重大な疾患と受診の目安

長期間にわたって下痢が続く場合、単なる生活習慣の乱れや一時的な不調だけでなく、専門的な治療を必要とする病気が隠れているケース少なくありません。特に注意すべき疾患として、大腸の粘膜に慢性的な炎症やただれが生じる潰瘍性大腸炎やクローン病などの炎症性腸疾患(IBD)が挙げられます。これらは若い世代での発症も多く、血便や発熱、原因不明の体重減少を伴うのが特徴です。

また、検査で目立った異常が見つからない場合でも、精神的なストレスや自律神経の乱れによって腸が過敏になる過敏性腸症候群(IBS)が原因となっていることもあります。さらに、中高年以降で下痢と便秘を繰り返す場合や、便が細くなった、あるいは血が混じるというサインがあるときは、大腸ポリープや大腸がんといった重大な病気の可能性を否定できません。自己判断で市号の下痢止めを飲み続けるのは避け、症状が長引くときは早めに消化器内科を受診し、必要に応じて大腸内視鏡検査などの精密検査を受けることが大切です。