名古屋から台湾へのフライト時間は、直行便でおよそ3時間15分から3時間45分です。偏西風の影響を受けるため、行き(台北行き)よりも帰り(名古屋行き)の方が30分ほど短くなるのが一般的。中部国際空港(セントレア)を利用するのが主流ですが、旅の質を左右するのは単純な時計の針の進み具合だけではありません。さあ、知られざる空の旅の実態へ踏み込みましょう。
「名古屋」が指し示す二つの起点と台湾路線の現在地
まず整理しておくべきは、私たちが「名古屋空港」と呼ぶ際の定義です。かつての国際線の主役だった県営名古屋空港(小牧)は、現在では国内線専用となっており、台湾へ飛ぶなら常滑市にある中部国際空港(セントレア)一択となります。この切り分けを誤ると、旅のプランニングは根底から崩れます。現在、セントレアからはチャイナエアライン、エバー航空、スターラックス航空といったフルサービスキャリアに加え、タイガーエア台湾などのLCCがひしめき合っています。
台湾側の玄関口は主に桃園国際空港ですが、稀に松山空港へのチャーター便が話題に上ることもあります。飛行距離にして約1,900km。これは東京から石垣島へ飛ぶのとさほど変わらない感覚ですが、国境を越えるという心理的ハードルを、この「3時間台」という絶妙な短さが鮮やかに跳ね除けてくれます。朝に名古屋を出れば、昼下がりには魯肉飯の香りに包まれる。
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