ガリバー、代表権ある会長制へ 父子3人の経営体制に
中古車販売で知られるガリバーインターナショナルが、新たな経営体制へ移行することになりました。2008年4月7日、同社は羽鳥兼市氏(当時67歳)が代表権を持つ会長に就任すると発表。これにより、代表取締役社長の役職から退き、後継へとバトンタッチする形となりました。
その一方で、兼市氏の息子である羽鳥裕介氏(当時37歳)と羽鳥貴夫氏(当時35歳)が、同時に社長に就任することが決定しています。これは一見「社長が2人」と思われがちですが、正確には代表権を持つのは会長の兼市氏のみ。裕介氏と貴夫氏はそれぞれの専門分野を担いながら、会社の運営を共に牽引していく役割です。
この経営の二元化は、急成長を続けてきたガリバーの次のステージを見据えた布石ともいわれています。兼市氏は創業以来の実質的なトップとして知られ、その強力なリーダーシップで業界をけん引してきました。その意志を息子たちが受け継ぎ、将来の独立した経営へとつなげる過渡期の体制といえるでしょう。
5月28日の株主総会で正式に承認される予定で、これによりガリバーは新たな家族経営の形へと移行します。親から子へ、そして兄弟同士での分担による経営は、日本の中小企業にはよく見られるスタイルですが、上場企業がこれを採用するのは注目されています。
今後の業績動向とともに、この「父子三代」の経営がどのように機能するか、業界内外の関心が高まっています。
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