月30時間の残業は「ホワイト企業」? 実態を解説
「残業が月30時間ある会社でも、ホワイト企業と言えるの?」――この質問に答えは一つです。残業30時間は、決してホワイトとは言えません。
たしかに、国が発表する平均残業時間と比べると、30時間はそれほど極端な数字に思えるかもしれません。2023年時点のデータでは、多くの業種で月平均24時間前後の残業が報告されています。つまり、30時間は平均より6時間ほど多い程度。しかし、「平均より多い」=「普通」とは限りません。
月の稼働日を20日とすると、30時間の残業は1日あたり1時間半の残業に相当します。たとえば定時が9時~18時の場合、毎日19時30分まで働かなければならない計算に。週に換算すれば、実質的に45時間労働を超える月も多くなるでしょう。これでは、仕事と生活のバランスは取りづらく、心身の負担も無視できません。
また、「残業代がきちんと支払われるか」「希望休が取れるか」「仕事の質」なども、ホワイトかどうかを判断する上で重要です。単に時間だけ見ても不十分です。
結局のところ、30時間の残業は“許容範囲”ではなく、注意が必要なサイン。企業選びの際は、数値だけでなく、現場の雰囲気や働き方の実態をしっかり確認したいものです。
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