虹が見えるのはなぜ42度?

空にかかる虹の美しさに、誰もが一度はうっとりとしたことがあるでしょう。実は、その虹が見られる位置には科学的な理由があり、主に約42度の角度に現れるのです。

太陽の光が空の雨粒に当たると、光は屈折し、内側で反射して再び外へ出ます。この一連の動きによって、光が約42度の角度で観察者の目に届くのです。そのため、私たちが虹を見るときは、太陽の反対側を向いて、地平線から約42度の位置に目をやる必要があります。ちょうど、太陽の後ろに立つようにして前を向くと、その角度に虹が浮かび上がるのです。

これによりできるのがよく見かける「主虹」で、内側が紫色、外側が赤色の輪郭のはっきりした虹です。まれにその外側に、もう一つぼんやりとした虹が現れることもあります。これは「副虹」と呼ばれ、光の反射回数が異なるために、色の順序が逆になり、角度も50度前後になります。

また、すべての虹が同じ42度に見えるわけではありません。太陽の位置によって、地面にかかったり、山の向こうに隠れたりすることもあります。たとえば、夕方の低い太陽のときには、虹が高く上がり、大きく弧を描くことがあります。

虹は自然が織りなす一瞬の芸術。次に雨上がりの晴れ間を見つけたら、太陽の反対側を観てみてください。約42度の空に、小さな奇跡が待っているかもしれません。

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