野生のさくらんぼ、食べても大丈夫?
春になると山里や道端で見かける野生のさくらんぼ。赤く輝く果実を見ると、思わず口に入れたくなりますが、実は注意が必要です。果実そのものではなく、種や未熟な実に含まれる成分が問題なのです。
さくらんぼやすもも、あんずなどバラ科の果物に共通して、種子には「アミグダリン」という物質が含まれています。これは体内で分解されると、青酸(シアン化合物)を生成するため、大量に摂取すると頭痛、嘔吐、めまいなどの中毒症状を引き起こす可能性があります。
ただし、普通に果肉を食べることで中毒になる心配はありません。問題は種をかんで飲み込んでしまうこと。特に野生のものほど、アミグダリンの含有量が多い場合があるため、注意が必要です。ジャムや果実酒を作る際にも、種と一緒に加工するのは避けたほうが安心です。
自然の旬の味を楽しむのは素敵なことですが、「見た目が美味しそう」=安全とは限りません。特に子どもがいる場合は、誤って種を食べないようしっかり教えておくことが大切。ちょっとした知識で、安心して春の恵みを楽しめます。
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