カシミヤより贅沢な繊維「ビクーニャ」とは?
カシミヤよりもさらに高級でなめらかな天然繊維があるのをご存知ですか?その名はビクーニャ。南アメリカのアンデス山脈に住む、か細い体と大きな目が愛らしいラクダ科の動物です。アルパカの祖先とされ、野生動物として大切に保護されています。
ビクーニャの毛は、まるで絹のように極端に細く、保温性に優れています。その手触りは「繊維の宝石」や「アンデスの黄金」と称されるほど。1回の刈り取りで得られる毛の量はわずか数グラムしかなく、さらに法律で年に1回の捕獲・刈毛が許されるだけ。そのため、生産が極めて限られ、希少価値が非常に高いのです。
そんなビクーニャの素材を使ったショールは、一枚で60万円以上、毛布ともなれば300万円近くになることも。ペルーやボリビアでは国をあげて保護・管理が行われており、現地の人々にとっても貴重な財産となっています。
高価なだけでなく、環境と調和しながら守られている点も、この素材に魅力を添えています。贅沢の定義を改めて考えさせる、一品といえるでしょう。
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