避妊手術後の猫の「お腹の硬さ」に注意

避妊手術を受けた猫のお腹が硬くなることがある――これは飼い主さんにとって不安な症状ですよね。実は、この原因の一つとして、「体内に残った縫合糸」への反応が考えられています。

手術の際に使用される糸が体の中で完全に吸収されず、長期間残ってしまうと、猫の体はそれを「異物」として認識し、過剰な反応を起こすことがあります。その結果、手術部位の周囲が腫れたり、しこりのような「肉芽腫」がお腹の中にできるケースも。数ヶ月後、あるいは数年後に症状が出ることもあり、膿が出て穴が開く場合もあります。

こうしたトラブルを防ぐには、「体内に残さない糸」を使った手術が望ましいとされています。最近では、完全吸収性の糸や、皮膚の表面で結ばず体内に何も残さない技術が普及しつつあります。動物病院を選ぶときには、こうした細やかな配慮があるか確認してみるのも大切です。

特に去勢・避妊手術は健康維持のために重要なものです。だからこそ、手術後の経過や体の変化には注意を払い、気になる症状があれば早めに獣医師に相談しましょう。猫が安心して長生きできるよう、小さな気づきが大きな支えになります。

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