アレルギーを「食べる」ことで治す?経口免疫療法とは
食物アレルギーがあると、特定の食べ物を少し口にしただけで、じんましんや腹痛、ひどい場合はアナフィラキシーを起こすことがあります。しかし、最近では「そのアレルギーの原因となる食べ物を、少しずつ食べることで体を慣れさせる」という治療法が注目されています。これを経口免疫療法と呼びます。
治療の仕方は、アレルギーを引き起こす原因の食べ物を、症状が出ない極めて小さな量からスタートし、毎日欠かさず食べ続けながら、少しずつ量を増やしていくというものです。最終的には、日常的にその食べ物を普通に食べられるようになることが目標です。
この治療には、短期間で進める急速法と、時間をかけて安全に進める緩徐法の2つの方法があります。急速法は入院を必要とし、2~4ヶ月程度で完了を目指します。一方、緩徐法は通院での治療が中心で、数ヶ月から1年ほどかけてじっくり進めていきます。この方法は、体に無理をかけず、安全性を重視したアプローチです。
当クリニックでは、患者さんの安全を第一に考え、緩徐法のみを採用しています。特に小さなお子さんや、他のアレルギー症状がある方でも安心して取り組めるよう、医師がていねいにサポートします。もちろん、途中で症状が出た場合はすぐに調整を行うので、心配ごとがあればその都度相談可能です。
食物アレルギーだからといって、一生その食品を避ける必要はありません。正しく治療を進めることで、食生活の幅が広がる可能性があるのです。
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